

肝硬変は、慢性肝炎の一歩進んだ状態であり、肝機能障害がひどくなった状態で、大変危険な状態です。肝硬変には、三大合併症と呼ばれる症状があります。肝硬変にかかって、もっとも憂慮すべき事態が合併症であり、さらに症状が重く、深刻な事態となります。肝臓病の末期の状態になると、おなかに腹水がたまるようになり、腹水にはタンパク質などの成分が含まれており、腸の表面や肝臓から出て、おなかに水がたまります。見た目には、おなかがポッコリとふくらんだ状態になり、腹水を抜かなければなりません。
肝硬変は、肝臓がんや幹細胞がんなどの病気と密接な関係があります。肝臓の病気の恐ろしいところは、肝臓に障害があっても、自覚症状がなく、見た目には誰にもわからないので気付きにくく、人間ドッグの検査結果で初めて肝臓に疾患があることを知ることも少なくありません。もちろん、早期発見・早期治療が必要で、進行して慢性肝炎から肝硬変になると大変です。
合併症でもっとも恐ろしい症状が、肝性脳症と呼ばれる症状です。肝機能が低下すると、肝臓の本来の機能である血液中の毒性物質を除去する機能が急速に衰え始めて、脳に毒性物質がまわり、脳申請に悪影響を及ぼすようになります。脳に毒性物質が入り込むと、睡眠障害や集中力、判断力が低下して、行動や感情が不安定になります。さらに、ひどくなると、昏睡状態に陥り、大変危険な状態となります。
この他にも食道静脈瘤・消化管出血・肝腎症候群など、さまざまな症状が出るようになります。食道静脈瘤は、静脈の血管内にコブのような腫れものができて、コブ自体に痛みなどの自覚症状がないため、気付くのが遅れて破裂すると大量に出血することがあります。
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