

肝硬変にかかった患者は、高タンパク質と高エネルギーの食事には、十分注意しなければなりません。しかし、すべての肝硬変の患者が高タンパク質の食事を制限しなければならないというわけではなく、飲酒過多が原因とされるアルコール性肝硬変の患者は、飲酒からタンパク質の栄養素が不足して、高タンパク質や高エネルギーの食事が必要となります。
C型肝炎やB型肝炎などのウィルス性の肝硬変の場合は、高タンパク質や高エネルギーの食事は、制限する必要があります。
肝硬変は、肝臓の機能がかなり低下した状態であり、正常な幹細胞がかなり減少して全体的に硬くなっています。肝不全の一歩手前の状態で、肝臓が硬くなると、血流が悪くなり、血管の内圧が高くなります。肝硬変にもさまざまなパターンがありますが、正常な肝細胞がある程度残っていれば、まず合併症になることはありません。
肝硬変になると、栄養素をバランスよく摂っていても、栄養素の吸収と分解がうまくいかなくなります。とくに、ビタミンとミネラルなどの栄養素は必要不可欠です。肝硬変になると、体内に取り込まれた有害物質の解毒や排泄機能が衰えて、免疫力が弱まります。必要な栄養素を食事だけで補うことが難しい場合は、サプリメントによる補給も視野に入れるといいでしょう。
肝臓病にならないための食事は、できれば白米を避けて玄米や胚芽米などに代えることがのぞましく、栄養素は白米よりも玄米や胚芽米のほうが多量に含まれています。食物繊維やミネラル、ビタミンB群の栄養素に特に優れており、毎日の食生活にぜひ取り入れていただきたいと思います。野菜は、根菜類など陽性の食べ物を摂り、大豆やこんにゃく、きのこなど、低カロリーで食物繊維が多く含まれている食材を積極的に摂りましょう。
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